23区のうち19区で賃料が上昇、上昇率の低い区がねらい目!
東京で一人暮らしの賃貸マンションやアパートを探したい方、最新の賃料動向を押さえることが理想の物件選びへの第一歩です。賃料が高騰する都心部と、比較的手頃な価格で快適に暮らせるエリアの違いを理解し、賢く物件を選びましょう。
2024年8月に発表された「いえらぶGROUP」の「全国における賃貸マンションの市場動向」の分析結果から、シングルタイプの動向をピックアップして見てみましょう。
この調査によると、全国における賃貸マンションのうち、シングルタイプの平均賃料は全国で前年比90.4%と大幅に減少していることがわかりました。
特に大阪府や千葉県では大幅に下落し、千葉県の賃料は前年の約84.7%まで減少しています。
しかし、主要都市の平均賃料が下がっている中、東京都は107.3%と上昇しており、東京23区のうち、19区で賃料の上昇が見られます。
例えば、千代田区では前年の126%に達し、その他の都心部でも賃料の高騰が続いています。
このような状況の中、手頃な物件を探すには地域による差異を理解し、賃料の上昇幅が少ないエリアに注目することが家賃を抑える大きなポイント。
東京の注目すべき狙い目エリア
同調査のMAPを参考にすると、東京23区の中でも、賃料の上昇が比較的緩やかで、一人暮らし用物件を手頃な価格で見つけやすいエリアとして、足立区、荒川区、北区、練馬区が挙げられます。
これらの地域は、都心からのアクセスが良好でありながら、他の都心部に比べて賃料が抑えられているのが特徴です。
足立区
北千住駅を中心に交通利便性が高く、生活費も抑えやすいエリアです。賃料の上昇幅は少ないものの、生活に必要な施設が揃っており、賢く物件を選ぶことでコストパフォーマンスの高い暮らしが可能です。
荒川区
山手線の田端駅と西日暮里駅へのアクセスが良好で、比較的リーズナブルな賃料でありながらも都心に近いメリットがあります。また、住宅地として落ち着いた環境が整っているため、一人暮らしを始める方に人気です。これらの要素が相まって、荒川区はコストパフォーマンスの高い選択肢となっています。
北区
赤羽駅や王子駅を中心としたエリアで、交通網が充実しています。東京都心へのアクセスが非常に良いにもかかわらず、賃料の上昇は抑えられており、住みやすさと利便性のバランスが取れています。
練馬区
自然豊かでファミリー層にも人気のエリアですが、シングル向け物件も多く存在します。都心から少し離れているものの、地下鉄やバスの交通網が発達しており、通勤・通学に便利な立地です。また、広々とした公園が多く、リラックスした暮らしを求める人にも適しています。
これらの区は、賃料が大幅に上昇していないため、初めての一人暮らしを検討している方や、生活コストを抑えたい方にとって最適な選択肢です。
賃料動向を踏まえた今後の展望
東京23区では、一部の都心部で賃料の高騰が続く一方で、比較的賃料の上昇が緩やかな地域もあります。家賃の上昇幅が少ない足立区や荒川区、北区、練馬区は、一人暮らしを始める際に狙い目のエリアです。これらの地域では、賃料が手頃であるだけでなく、住環境も整っており、日常生活に便利なエリアが多いため、将来的にも人気が続くことが予想されます。
最新の賃貸市場動向を踏まえ、一人暮らしを検討している方は、こうしたエリアを中心に物件を探すことで、理想的な住まいを見つけるチャンスが広がるでしょう。
参考:PRTIMES いえらぶBB「シングルタイプの平均賃料が全国的に減少!一方、カップルタイプは地方7県で上昇傾向に」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000512.000008550.html
(東京家具付き賃貸 松尾)