物件を探す際、内見は非常に重要です。内見で物件の状態や周辺環境を確認することで、自分に合った物件を選ぶことができます。しかし、内見でチェックするべきポイントが多く、どこから手をつけていいか迷ってしまうこともあります。
そこで今回は、賃貸物件の内見でチェックすべきポイントを解説します。
1.キッチン編
2.バスルーム・トイレ編
3.居室編
4.共用部
キッチン編
賃貸物件を内見する際には、快適に生活するためにチェックポイントをしっかりと押さえる必要があります。特に、キッチンは日常生活に欠かせない場所であり、チェックが必要不可欠な部分です。以下では、キッチンのチェックポイントを紹介します。
キッチンの清潔さ
まずは、キッチンの清潔さをチェックしましょう。シンクやコンロ周り、収納スペースの中など、どこも汚れやカビがないかを確認しましょう。
キッチン設備のチェック
次に、キッチンの設備についてチェックしましょう。
・コンロ
コンロは、調理に欠かせない設備の1つです。コンロがしっかりと固定されているか、火力が調整できるか、使い勝手が良いか、整理整頓しやすいかどうかをチェックしましょう。
・換気扇
換気扇は、キッチン内の油煙や匂いを排出するために必要な設備です。換気扇が正常に動作しているか、音がうるさくないか、フィルターが清潔かどうかを確認しましょう。
・窓
窓から換気をする場合もあります。窓がしっかり開閉できるか、網戸がついているかどうかを確認しましょう。
・スペース・収納
食器や調理器具などを収納するスペースの有無、調理や片付けがしやすいかどうかをチェックしましょう。また、キッチンとリビングが繋がっている場合、キッチンのスペースはどれくらいあるのか、リビングルームからキッチンへのアクセスはしやすいかどうかも確認しておきましょう。
・コンセントの数と位置
調理器具や電化製品を使う場合、コンセントが必要になります。キッチンには、コンセントの数と位置が適切に配置されているかどうかを確認しましょう。
・明るさ
キッチンの明るさも重要なポイントです。自然光が入りやすいか、照明が十分明るいかなど確認しましょう。
以上が、キッチンのチェックポイントです。
バスルーム・トイレ編
賃貸物件の内見で重要なポイントの1つが、バスルーム・トイレのチェックです。ここでは、バスルーム・トイレのチェックで確認すべきポイントを紹介します。
・清潔さ
バスルームやトイレは、日常的に使用する場所ですので、清潔さは非常に重要です。内見の際には、水回りの掃除が行き届いているかどうかを確認しましょう。特に、シンクやトイレの汚れやカビには注意が必要です。
・水回り設備の機能
バスルームやトイレには、さまざまな水回り設備があります。内見の際には、これらの設備が正常に動作しているかどうかを確認しましょう。具体的には、シャワー、バスタブ、トイレの流れ、水の出具合などが該当します。
・換気設備の有無
バスルームやトイレは、湿気がこもりやすい場所です。湿気がたまるとカビの原因になったり、不快感を与えたりすることがあります。内見の際には、換気設備があるかどうかを確認しましょう。換気扇があれば、十分な換気ができるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
・収納スペース
バスルームやトイレには、タオルやトイレットペーパーなどの必要なものを収納するスペースが必要です。内見の際には、これらの収納スペースが十分にあるかどうかを確認しましょう。
以上が、バスルーム・トイレのチェックで確認すべきポイントになります。
居室編
賃貸物件の内見では、居室のチェックも重要です。居室は、入居後の生活の大半を過ごす空間であり、快適に過ごせるかどうかは、入居者の生活に大きな影響を与えます。以下では、居室のチェックで確認すべきポイントを紹介します。
・部屋の広さ・形状
まず、部屋の広さ・形状をチェックしましょう。部屋の広さは、入居者の生活スタイルに合わせて選ぶ必要があります。広すぎると家具の配置に困ったり、光熱費がかかったりすることがあります。一方、狭すぎると圧迫感があったり、収納スペースが不足したりすることがあります。
また、部屋の形状も重要です。正方形や長方形の部屋は家具の配置がしやすいですが、不規則な形状の部屋は家具の配置に工夫が必要になることがあります。
・窓、採光
次に、窓・採光について確認しましょう。日当たりの良い部屋は明るくて気持ちが良いですが、逆に日当たりが悪いと暗くて不快に感じることがあります。また、窓の開閉状態や、窓からの景色も確認しておきましょう。
また、風通しや日当たりを考慮すると、南向きの窓が良いとされています。防犯面も考慮すると、1階や隣接する建物に面している窓は、しっかりとロックができるかどうかを確認することが重要です。
・収納スペースのチェック
居室には収納スペースがあるかどうかもチェックしましょう。クローゼットやタンス、シェルフなど、衣類や書類、日用品を収納できる場所があるかどうかを確認しましょう。クローゼットや押し入れなど、収納スペースが少ない場合は、収納家具を追加で購入する必要があるかもしれません。
・天井、壁、床
天井や壁、床の状態もチェックしておきましょう。天井には、水漏れの跡やシミが、壁や床には、傷や汚れがある場合があります。これらの状態が気になる場合は不動産会社の担当者に修繕が可能か確かめましょう。
・バルコニーのチェック
バルコニーは洗濯物を干したり、日光浴をしたり、植物を置いたりと、プライベートな空間として利用することができます。バルコニーのサイズや形状、周りの景色や日当たり、手すりや床の状態などをチェックしておきましょう。
また、バルコニーが隣の部屋や道路に面している場合は、プライバシーに配慮するため、遮光カーテンなどを用意する必要があるかもしれません。
・その他のチェック
居室によっては、エアコンの有無や設置場所、照明やコンセントの位置など、チェックすべきポイントが異なります。そのため、自分がどのような生活を送りたいか、どのような用途に使いたいかを明確にしておくことが重要です。
以上、居室のチェックについて紹介しました。居室は、自分の大切な時間を過ごす場所なので、快適で安心な空間を見つけることが大切です。内見の際は、しっかりとチェックをして、自分にとって最適な物件を見つけましょう。
共用部に関する注意事項
以下に一般的な注意点をいくつか挙げますが、物件や地域によって異なる場合もあるため、内見の際に確認することをおすすめします。
・共用部の清潔さ:
共用部は入居者全員が利用する場所であり、清潔さが保たれていることが重要です。廊下やエレベーター、玄関などをチェックし、掃除や整備が適切に行われているか確認しましょう。
・騒音や匂いの有無
共用部での騒音や不快な匂いは、快適な生活を妨げる要因となります。内見の際には、共用部からの騒音や異臭がないかを確認してください。
・セキュリティ対策
共用部のセキュリティ対策は重要です。エントランスやエレベーターには、防犯カメラやオートロックなどの設備が整っているか確認しましょう。また、非居住者の立ち入りを制限するためのセキュリティ対策があるかも確認してください。
・共用施設の利用条件
物件によっては、共用施設(例: 屋上テラス、ジム)の利用条件や利用時間が制限されている場合があります。内見時に、これらの制約やルールを確認し、自身の生活スタイルと合致するかどうかを考慮しましょう。
・ゴミ処理の方法
共用部にはゴミステーションが設けられているのか?また、内見時には、ゴミ置き場の場所やゴミの分別方法など、ゴミ処理に関するルールを確認しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、居室のチェックについて詳しく紹介しました。内見の際には、キッチンやバスルーム、トイレ、居室、バルコニーなど、細かくチェックすることが大切です。また、物件によっては、共有スペースや周辺環境も重要なポイントとなるでしょう。
自分にとって最適な物件を見つけるためには、慎重なチェックと確認が欠かせません。内見の際は、物件の管理会社や不動産会社の担当者に、細かな質問や不安点などをぶつけてみて、不明点をじっくり解消してください。
(東京家具付き賃貸編集部)